東洋医学ってなあに?

西洋医学と東洋医学って何が違うんですか?
東洋医学ってそもそも何なんですか?
痛いのは肩なのに、なんで足に鍼するんですか?
これらは施術中にとても良く聞かれる質問ですね。
専門的な事をクドクドと説明するとややこしいので、僕はいつも田んぼに例えます。
田んぼのお米が病気になったとします。
西洋医学的な対処だと、お米を顕微鏡で調べたり、田んぼの水質を検査して、原因を突き止め、稲に薬を投与したり、悪い葉っぱを切ったりしてお米を健康な状態に戻そうとしますよね?(ホントはそんな事しないだろうけど)
これを東洋医学的に治そうとすると、まずはその田んぼの情報を可能な限り得ようとします。去年の実り具合はどうだったのか、その前はどうか、豊作の年、不作の年はどんな天気でどんな状況だったのか。
そして、現在の田んぼの状況をみます。顕微鏡や水質検査は出来ないので、田んぼの水の状態が均一か、淀んでいるところや、極端に周りと差のあるところはないか?最近の天気はどうだったのか?育ちの良いエリアと悪いエリアは?その境目はどうなっていいるか?
そして「これは水が悪いのかな?」と思ったら、その田んぼに水をひいている用水路を遡って見に行きます。そして「ここにゴミが詰まっているから水の量が少ないのかも」と思ったら、そのゴミを取り除く。逆に水が勢い良く流れて多くの水が入りすぎていれば、それを調節する。(肩が痛いけど脚に鍼する、って事ですね)すると、用水路が正常に機能して、田んぼの水が正常に戻り、結果、稲が元気になる。こんな感じでしょうか?
なので、身体のメンテナンスとして東洋医学はとても優秀だと思います。
「病気になる前のちょっと具合が悪い状態」も、可能な限り良い状態に戻すことが出来ます。
西洋医学だと、少しデジタル的で「血液検査の数値が基準値以内だと正常。基準を超えていたら病気」となるような印象です。でも人間の身体はデジタルではないので「お医者さんは様子見で、というが、どうも調子が悪いんだ」という事もありますよね?そんな時はぜひ鍼灸の力に頼って頂きたいな、と思います。
あ、もちろん西洋医学がファーストチョイスな時があると思いますよ。
転んで骨折して出血してたら僕だって即、病院に行きます。
田んぼに車が突っ込んでるのに、のんびり去年の稲の実りを聞いたり、用水路の水見に行ってる場合じゃないですからね。
どちらにも得意分野があるので、上手く使って貰えればと思います。
